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韓国憲法裁判所のムン・ヒョンベ所長権限代行が参加していた高校同窓生向けのオンラインカフェで、卑猥な画像が共有されていた疑惑が浮上している。
憲法裁判所は現在、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の弾劾裁判を担当しており、ムン代行の自宅前や憲法裁周辺では、辞任を求めるデモが連日続いている。しかし、未確認の情報に基づいたスローガンを掲げると、刑事処罰の対象となる可能性がある。
ユン大統領の支持者たちは17日午前8時ごろ、ムン代行の自宅前に集結。「昼間からアダルト動画を見ている」などと叫び、「ポルノ判事、即刻辞職せよ」と拡声器で声を上げ、物議を醸した。
さらに、18日にソウルの憲法裁で開かれたユン大統領の弾劾審判第9回弁論でも、同様のスローガンや罵声が飛び交った。この場では、幼い娘を連れた女性が「子どもに聞かせられない」と述べ、足早に立ち去る場面も見られた。
ただ、ムン代行が「卑猥な動画を視聴した」とする事実は確認されておらず、これを前提にしたスローガンは名誉毀損に該当する恐れがある。また、この情報が虚偽であることが証明された場合、業務妨害罪に問われる可能性もある。
憲法裁は警察への捜査依頼を検討している。チョン・ジェヒョン報道官は19日の定例ブリーフィングで、「ムン代行に対する最近の非難やデモに関し、警察への捜査依頼を協議中」と述べ、「憲法研究官に関するフェイクニュース映像や悪質なコメントの証拠も収集している」と明らかにした。
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