ソウル市瑞草区(ソチョグ)の中学校で、調理員の人手不足を理由に給食の量と質が低下したとして保護者たちが怒っている。
オンラインのママカフェ(母親たちのコミュニティーサイト)に先月26日、「生徒たちは物乞いですか?」というタイトルの投稿があった。その日の給食の写真が添付されているのだが、プレートに載っているのはご飯とスープ、おかず1品だけだった。
この中学校では、調理員2人で1000人を超える生徒の食事を作っているという。
保護者たちは「刑務所の食事でもこれよりはましだ。子どもは育ち盛りなのにふざけてるのか」「いったい給食支援費はどう使われているのか? 人手が足りないなら支援金を生徒に配って弁当持参にすればよい」と怒りのコメントを残した。
また「学校側は『調理員が2人しかいないのだから給食に文句を言うな』と言っているそうだ」という声もあった。
こうした苦情を受けたチョン・ソンス瑞草区庁長は「学校側に給食の質を改善するよう伝えた結果、5月からおかずの種類が3から4に調整されたという返事を受けている」と述べた。
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