冷たい風が吹く季節を迎えた韓国で、ラーメン業界が「パスタ」競争を繰り広げている。
ラーメン業界1位の「農心」は、「パスタときのこクリーム」と「パスタとボロネーゼ」の2種を発売する。2018年にも「スパゲッティ」を発売しており、「麺簡便食市場」に進出して以来、2度目の挑戦場だ。
これらのパスタ商品は、スパゲッティのような乾麺製品だ。揚げずに風に干して製造され、油湯麺に比べてさっぱりした味と低いカロリーが特徴だ。農心独自の製麺技術で、パスタ固有の食感を生かし、キノコクリームとボロネーゼソースを加えた。
昨年10月、ラーメン市場に進出した「ハリム」もパスタ商品を発売した。「ボロネーゼパスタラーメン」、「ポモドーロパスタラーメン」の2種で農心のような乾麺を使用した。
乾麺市場は全体ラーメン市場の約7%に過ぎないが、農心とハリムが乾麺を採用したことで、活気づいている。乾麺は、多様な味を求める消費者に対応し、低カロリーでもあり、今後の成長性は高いと予想されている。
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