
韓国の非常戒厳(2024年12月3日)に関連し、内乱の首謀者として起訴されたユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の結審公判を翌日に控え、特別検察チームが8日、求刑内容を決定するための最終会議を開いた。内乱首謀罪の法定刑は死刑、無期懲役、無期禁錮に限られており、特検チームは国家秩序に対する重大な挑戦と位置付け、ユン・ソンニョル氏の地位や責任、行為の影響力を総合的に判断して求刑を決めた模様だ。
特別検察は1月8日午後3時から9時まで、ユン・ソンニョル氏をはじめとする主な被告人の求刑を協議するための6時間にわたる会議を実施。チョ・ウンソク特別検察官を中心に、特検の副検察官や捜査に携わった部長級以上の検察官が出席し、すでに検察に復帰した関係者も招かれた。
求刑意見の最終陳述はパク・オクス特検副検察官が担当する予定で、被告側はユン・ソンニョル氏をはじめ、キム・ヨンヒョン(金龍顕)前国防相らが最終陳述をするとみられる。
ユン・ソンニョル氏は一貫して起訴内容を否認しているが、内乱首謀罪における法定刑の性格上、検察側が最高刑である死刑を求刑する可能性が現実味を帯びている。過去の例として、1980年代の12・12軍事クーデターと5・18光州民主化運動への関与で起訴されたチョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領には死刑が、ノ・テウ(盧泰愚)元大統領には無期懲役が求刑された。最終的に大法院(最高裁)はチョン・ドゥファン氏に無期懲役、ノ・テウ氏に懲役17年を確定させている。
特検チームの求刑は、9日午前にソウル中央地裁で開かれる結審公判で明らかにされる。被告にはユン・ソンニョル氏のほか、キム・ヨンヒョン氏、チョ・ジホ前警察庁長官ら軍・警の首脳陣8人が含まれ、公判では特検側の最終意見陳述、弁護人の最終弁論、各被告の陳述が予定されており、長時間の審理が見込まれている。
当初午前10時開始予定だった審理は、進行時間の確保のため午前9時20分に繰り上げられた。
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