2025 年 11月 28日 (金)
ホーム社会「借金投資」にブレーキか…韓国・11月の強制売却額が年内最高水準に

「借金投資」にブレーキか…韓国・11月の強制売却額が年内最高水準に

(c)news1

韓国株式市場で投資家が借金で株を買う、いわゆる「借金投資」が再び過熱する中、11月の強制売却規模が年内で最大に達した。コスピやコスダックの急落によって証券会社が担保株を強制売却するケースが相次ぎ、過度な信用取引への警戒感が高まっている。

韓国金融投資協会が11月24日発表したデータによると、11月20日時点での委託売買未収金に対する実際の反対売買累積金額は2182億1600万ウォンに達した。11月の営業日がまだ約1週間残っているにもかかわらず、すでに月間としては2025年の最高額を記録した。

特に7日には一日で380億ウォンの強制売却が発生し、これまでの最高額だった9月29日(197億ウォン)を大きく上回った。6日(218億ウォン)や18日(331億ウォン)も同様に高水準となった。

強制売却とは、投資家が証券会社からの信用取引で株式を購入した後、決済期限までに資金を返済できなかったり、担保価値が一定水準を下回った場合に、証券会社が担保株を強制的に売却して債権を回収する制度。相場が急落する局面では、株を安値で売らざるを得ず、元本まで損失を被るリスクが高まる。

今回の増加の背景には、短期的な株価上昇を狙った信用取引の急増と、コスピ・コスダックの乱高下がある。11月の韓国株市場は1日で2〜3%動くような高いボラティリティを示し、6.19%(コスピ)、6.75%(コスダック)の月間下落で、先月の上昇分を帳消しにする形となった。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular