2026 年 3月 27日 (金)
ホーム政治「会社員の死闘 vs 高齢者の移動権」韓国地下鉄“地獄鉄”で加速する世代間葛藤、無料乗車を巡る冷笑と嘆き

「会社員の死闘 vs 高齢者の移動権」韓国地下鉄“地獄鉄”で加速する世代間葛藤、無料乗車を巡る冷笑と嘆き

韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領(c)NEWSIS

韓国で地下鉄の高齢者無料乗車制度の見直しを巡り、賛否が激しく対立している。イ・ジェミョン(李在明)大統領が通勤時間帯の混雑緩和を目的に、無料乗車の制限を検討するよう関係省庁に指示したことがきっかけだ。

オンラインコミュニティやSNSでは、通勤ラッシュの混雑解消につながるとして歓迎する声が目立つ。「通勤時間だけでも制限すれば会社員の移動が楽になる」「誰かが進めるべきだった」といった意見が広がっている。また、制度見直しとあわせて無料対象年齢を70歳へ引き上げるべきだとの主張も出ている。

一方で、慎重論や反対意見も少なくない。特に「早朝から廃品回収や低賃金労働のために移動する高齢者も多く、一律の時間制限は生活に直結する」といった指摘があり、社会的弱者への影響を懸念する声が上がっている。

さらに制度の構造的な問題を指摘する意見もある。地下鉄の無料乗車による損失は地方自治体や運営会社が負担している一方、政策の主導は中央政府が担っているため、「負担の押し付け構造をまず是正すべきだ」との批判だ。代替案として、一定額を支給する交通バウチャー制度の導入を求める声も出ている。

また、政治的なタイミングに注目する見方もある。「選挙を前に高齢者票を意識した議論ではないか」との疑念と、「票を気にせず必要な改革に踏み込んだ」と評価する声が交錯している。

(c)NEWSIS

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