2025 年 6月 7日 (土)
ホーム社会「介護の7年」 vs 「送金の2000万ウォン」…韓国・親を看取った姉と絶縁した弟のバトル

「介護の7年」 vs 「送金の2000万ウォン」…韓国・親を看取った姉と絶縁した弟のバトル

(c)news1

長年アメリカで病床の両親を看病してきた韓国の40代女性が、弟から「母に渡した2000万ウォン(約200万円)を返せ」と言われ、絶縁状態に陥った。5月26日に放送されたJTBCのニュース番組「事件班長」で取り上げられた話題だ。

女性は幼い頃に家族全員で米国に移住し、現地で両親の面倒を見てきた。一方、弟は20年前の大学進学を機に韓国へ戻り、以降ずっとそこで生活している。

7年前、弟は両親に「お小遣い」として2000万ウォンを送金。当時、持病の療養中だった両親は、治療費などを全て女性夫婦が負担していたことから、「これはあなたたちが遣いなさい」と言って2000万ウォンを渡した。女性はその金で両親の車を買い替え、治療費に充てた。

数年後に両親が亡くなった後、女性は弟に会うため韓国を訪れた。そこで弟から突然、「あのとき両親に渡した2000万ウォンを返してほしい」と言われた。「俺は親にあげたのであって、姉さんにあげたわけじゃない」というのが言い分だ。

女性は、両親がそのお金をどうしたか、そして自分たちがどれだけ両親の介護に尽くしてきたかを丁寧に説明したが、弟は納得せず、それ以降連絡を断ってしまった。

それから2年以上、姉弟は絶縁状態にある。女性は「たった一人の肉親なのに、どうしてここまでこじれてしまったのか。どうにか関係を回復できないか悩んでいる」と語った。

ネット上では「姉があまりに気の毒」「弟は事情を理解すべきだ」「金を返せという前に、自分が親の介護にどれだけ関わったのか振り返ってほしい」といった反応が相次いでいる。

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