![](https://koreawave.jp/wp-content/uploads/2025/02/「今年はさらに熱い!」…韓国人の中国旅行、その需要が1年で2倍に急増-1024x650.jpg)
韓国で中高年層のものと思われていた「中国旅行」の人気が急上昇している。法務省統計月報によると、昨年、中国を訪れた韓国人出国者数は231万人で、前年比115.6%増加した。中国に次いで出国者数の増加率が高かったのは、香港(99.7%)、ラオス(58.5%)、モンゴル(40.3%)、インドネシア(38.2%)の順だった。
中国旅行の人気が爆発的に伸びた要因の一つは、アクセスの向上だ。昨年11月、中国政府が韓国人を対象にビザ免除政策を突然発表し、ビザ取得にかかる時間と費用(団体ビザ基準で約6万ウォン)の負担が軽減された。
これにより、パッケージツアー・個人旅行を問わず需要が急増した。
ハナツアーの2024年第3四半期の中国旅行者数は、前年同期比112%増加した。個人旅行プラットフォーム「KLOOK」が昨年11月に中国旅行商品の予約件数を分析したところ、10月比約70%増加した。人気旅行地トップ5:上海、北京、成都、深圳、厦門(アモイ)。特に上海の予約数は80%近く増加している。
今年の中国旅行需要も好調が予想されている。ハナツアーの1月のパッケージ旅行需要分析によると、主要な短距離旅行地のうち日本は前年比20%増、中国はビザ免除の影響もあり前年比77%増となった。
このため、旅行会社は多様な旅行需要を取り込むため、新たな目的地の開発やMZ世代向けの特化型商品を投入するなど、「差別化戦略」を打ち出している。
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