2025 年 3月 12日 (水)
ホーム社会「今、旅行しても大丈夫?」…世界で流行中の「この病気」、韓国でも予防の徹底呼びかけ

「今、旅行しても大丈夫?」…世界で流行中の「この病気」、韓国でも予防の徹底呼びかけ

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世界各地で麻疹(はしか)が流行する中、韓国の疾病管理庁は予防接種の徹底を呼びかけている。

疾病管理庁によると、韓国内の麻疹患者は昨年49人、今年は3月6日現在で16人が確認されており、全員が海外旅行中に感染したか、帰国後に患者と接触して感染したケースだった。

特に昨年12月から今年3月6日までに発生した患者18人のうち、13人はベトナムへの渡航歴があることがわかっている。残りの5人は、国内で患者と接触して感染した。

ベトナムを訪問して麻疹に感染した13人のうち、1人を除いてすべてワクチン接種の履歴が不明か、接種を受けていなかった。年齢層は生後0歳(3人)から50代まで幅広く、特に4人は麻疹ワクチン1回目の接種対象年齢(12~15カ月)前の乳児だった。

彼らのベトナム滞在期間は最短5日から最長6週間で、帰国後に発熱・咳・鼻水など麻疹の初期症状を経て発疹が現れたという。

これを受けて疾病管理庁は「海外旅行前には必ず予防接種を受け、帰国後に発熱や発疹の症状があれば麻疹を疑ってほしい」と呼びかけている。

世界保健機関(WHO)によると、昨年の世界全体の麻疹患者は約33万人に達し、特にヨーロッパ、中東、アフリカで多く報告されている。

韓国人に人気の旅行先でも感染例が多く、フィリピン(4001人)、マレーシア(3753人)、ベトナム(2105人)、中国(1026人)で多数の患者が確認されている。旅行を計画している人は、特に注意が必要だ。

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