2025 年 1月 16日 (木)
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「中国人観光客」5000人が殺到、韓国・仁川の悩み「中国人が好むツインルーム不足」

中国人団体観光客「チメクパーティー」(c)news1

中国が8月に団体の海外旅行を許可したことで、多くの中国人団体観光客が韓国・仁川(インチョン)を訪れる可能性が高まっている。ところが、ホテルが足りないなど受け入れ態勢の不備が浮上している。

観光業界によると、韓国への団体旅行解禁を受け、今年だけで中国企業の数千人レベルの団体が次々と仁川を訪れることがわかっている。

仁川市はこれまで中国人団体観光客の誘致に力を入れてきたが、最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)ミサイル」配備(2017年)に対する報復や、2020年以降の新型コロナウイルス禍で、長期間これといった成果を挙げていなかった。

大規模な中国人団体観光客が仁川を訪問すれば3年7カ月ぶりとなるが、地元観光業界は楽観できない状況にある。中国人観光客が好むツインルームを備えた宿泊施設が多くないからだ。

中国人観光客が途絶えた時期、多くの宿泊施設が国内客誘致のためダブルベッドルームに模様替えした。再びツインルームにしたいところだが、経営は厳しい状況が続いている。

貸し切りバスとガイドも足りない。これもコロナ禍で他職種に移ったためだ。

観光業界の関係者は「仁川の宿泊施設は力不足で直ちに中国人団体観光客が好む部屋を用意するのは難しい。政府や仁川市の支援が必要だ」と訴えている。

(c)news1

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