韓国コスメブランド「VT(ブイティー)」の「リードルショット(REEDLE SHOT)」が日本で人気を集め、品切れになるオンラインショッピングモールも出ている。VTの株価は今年に入って3倍以上上がった。
リードルショットは、美容成分に毛穴より細い微細針(マイクロニードル)を混合した製品で、直接肌に刺さって吸収力を高める。塗った時にひりひりする感じがあるが、それだけ効果が高いと大多数の消費者が評している。
大ヒットしたのが日本だ。今月初め、ショッピングモール割引イベント「Qoo10(キューテン)メガ割」と「楽天スーパーセール」でリードルショットが品切れとなった。VTがこの2つのイベントで稼いだ売上高は前年同期よりそれぞれ97.1%、109.1%増だという。
ウェットティッシュのように取り出して使うマスクパック「デイリースージングマスク」も日本で人気を集めている。ツボクサエキスが含まれ、肌の鎮静効果に優れているという。
他の企業が中国市場攻略を狙ったのに対し、VTは日本市場を優先した。その成果があってVTの日本売り上げ割合は全体の80%を超える。
リードルショットの成功で第2四半期のVTは連結売上高747億ウォン(1ウォン=約0.11円)、営業利益117億ウォンを実現した。そのうち化粧品事業部の営業利益は70億ウォンで、全体の約60%を占めた。
今年初め、VTの時価総額は1790億ウォンだったが、現在は6265億ウォン。株価も今年初め比238.86%上昇した。ハナ証券は今年、VTの連結売上高が2兆8000億ウォン、営業利益は360億ウォンに達すると予想している。
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