韓国・仁川(インチョン)で9日、性的少数者の文化行事である「クィア祭り」が開かれた。性少数者に反対する集会が同時に開かれ緊張感が漂っていた例年とは異なり、会場が引き離されたうえ警察も投入され、衝突なく行事が続いた。今年で6回目。
全国の40あまりの団体が参加し、700人余り(警察発表)が集まった。各団体のテントには広報パンフレットが置かれ、体験プログラムが開催された。
行事に参加したココさん(ニックネーム・20)は「6年ぶりに再び訪れた。最初の祭りの時は、反対する側と衝突が起きトラウマになった。6年で性的少数者に対する市民の視線が大きく変わったようだ」と話した。
クィア文化祭は2000年にソウルで始まり、大邱(テグ)、釜山(プサン)、全州(チョンジュ)、仁川(インチョン)など各地域で開かれている。仁川では2018年に初めて開かれた際、保守系市民やキリスト教団体が行事を妨害し、衝突が起きている。
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