韓国で、店員なしで店を切り盛りする「一人社長」が8月まで43カ月連続で増加し、14年ぶりに最大になった。
キオスク(無人注文機)の導入が拡大して、店員を雇用する必要がなくなったうえ、配達も各種プラットフォームに所属するライダーを使うケースが増えた。また、有給店員を雇わない自営業者も増加した影響だ。
統計庁の国家統計ポータルによると、被雇用者のいない自営業者数は今年8月、1年前より8万7500人(2.1%)増えた433万6000人で、2008年(455万8000人)以来、最大規模だ。増加幅は昨年6月(+11万3000人)以後最も大きい。
統計庁は経営者1人または無給の家族従事者とともに、自己責任のもとで独立した形で専門的業務を担ったり、事業体を経営したりする人を「被雇用者のいない自営業者」に分類する。
被雇用者のいない自営業者数は、前年同月対比の増減率で見ると、2019年2月から43カ月連続で増加した。
8月を基準とすると、2008年から増減を繰り返し、2018年は403万人まで減ったが、2019年413万人、2020年419万人、昨年425万人から今年は433万人台に増えた。
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