
韓国仁川市(インチョンシ)の公園で、攻撃性が高く生態系を脅かす外来種のカミツキガメが見つかった。
6月30日午前7時42分ごろ、仁川市富平区葛山洞(プピョング・カルサンドン)の公園にいた人から「大型のカメが歩き回っている」と通報があった。
駆け付けた区の担当者が現場でカメ1匹を発見、捕獲し、通常の野生動物だと判断して近隣の河川に放した。
しかしその後、このカメが外来危惧種に指定されているカミツキガメであることが環境省の指摘で判明。当局が現地を捜索したが、見つからなかった。
その後の調査で、問題のカミツキガメは近くの気候変動体験館から逃げ出した可能性が高いとみられている。
カミツキガメは北米原産で攻撃性と捕食性が強く、韓国には天敵がいないため生態系に深刻な影響を及ぼすおそれがある。水辺ではワニを除けば最上位の捕食者に位置し、人間がかまれると大けがをする可能性もあるという。
区は、このカメが再び発見された場合、捕獲して殺処分などの措置をとる方針。
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