「リンゴが高い」と言って、ナイフを手に暴れた50代の男性が、裁判所に実刑を言い渡された。
ソウル北部地裁は先月28日、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反（報復脅迫）、業務妨害、財物損壊、脅迫、暴行などの罪に問われたペ某氏（51歳）に懲役1年を言い渡した。
ペ氏は3月6日、ソウル市中浪区のある店で、陳列台にあったリンゴの価格が高いという理由で、従業員の60代女性2人に悪態をつき、リンゴを拾って床に投げるなどの騒ぎを起こしたとされる。
特にペ氏は「私が前科40犯だ。刃物で刺して殺してやる」などと刃物で脅迫し、足蹴りで暴行した罪にも問われた。
さらにペ氏は、通報を受けてかけつけた警察官から捜査を受けたことに腹を立て、1週間後の同月13日にこの店を再び訪ね、「今度、通報すると火をつけるぞ」「殺してやる」などと報復脅迫をしたとされる。
被告人は同種犯罪で処罰を受けた前歴があり、執行猶予期間中に再度、犯行を及んでいた。判決は、ペ氏が犯行をすべて認め、反省している点なども考慮したうえで、懲役1年とした。
しかし、ペ氏は1審判決直後の先月30日、量刑不当を理由に控訴した。
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