韓国全羅北道全州(チョルラブクト・チョンジュ)に住む30代女性がモンゴル旅行の準備中に詐欺に遭い、96万ウォン(約10万5600円)をだまし取られた。
この女性は大学時代から夢だったモンゴル旅行を友人2人と計画。インターネットのコミュニティサイトで同行者を募集すると3人組から連絡があり、計6人で旅行することになった。同行者が多い方が安上がりだと考えたからだ。
問題は旅行代理店を選ぶ過程で起きた。3人組は有名な旅行代理店のオープンチャットリンクを共有。女性は代理店の担当者に宿泊やツアー日程を問い合わせ、条件に納得して全員で合計288万ウォン(約31万6800円)を送金した。しかし、これが詐欺だった。
女性が公式サイトを確認したところ「当社は事前に費用を徴収していない」と回答があった。3人組に連絡したが、既に音信不通だった。
この事件をSNSで共有したところ、他にも20~30代を中心に同様の被害者が多く、最大200万ウォン(約22万円)を詐取されたケースもあった。現在、被害者13人が各地の警察に被害を届けている。
女性は「オンラインでの取引に注意すべきだが、同行者という形で接近されると警戒心が薄れる」と話し、慎重に確認するよう呼びかけた。
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