
エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルの3大ブランドが「ラグジュアリーブランド不況」が叫ばれる中でも昨年、韓国市場で過去最高の売り上げを記録した。
各社の監査報告書によると、2024年の3社合計の韓国売り上げは4兆5573億ウォンに達し、前年の4兆1521億ウォンに比べて9.76%増加した。
ブランド別では、エルメスコリアの売り上げが9643億ウォンで前年(7972億ウォン)比20.96%増。営業利益は2667億ウォンで、13.15%増加した。
ルイ・ヴィトンコリアの昨年の売り上げは1兆7484億ウォンで、前年(1兆6511億ウォン)より5.89%増。営業利益は3891億ウォンで、前年(2867億ウォン)より35.72%急増した。
シャネルコリアは1兆8446億ウォンの売り上げで、前年(1兆7038億ウォン)から8.26%の伸びを記録した。営業利益は2695億ウォンで、わずかに減少した。
一方、フェラガモやフェンディなどの一部ブランドは昨年、韓国市場で売り上げが減少。フェラガモコリアは858億ウォン(前年比-12.71%)、フェンディコリアは1188億ウォン(前年比-21.94%)にとどまり、全体的な業績は振るわなかった。
これは「ブランド不況」といわれる現象の中でも、高価格帯・希少性を強みとする超高級ブランドに購買力が集中する“ラグジュアリーマーケットの二極化”が進んでいる証拠とされる。
実際、購入単価の高いエルメスやシャネルは、依然として入店予約が必要な状態が続いており、供給制限による希少価値が消費者心理を刺激しているとの分析もある。
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