2024 年 11月 24日 (日)
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「フリースタイル」尹大統領の異色視察 (上)

12日午前、大統領室に出勤する際、取材陣に向かって手を振るユン・ソンニョル大統領©news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、就任第1週に「民生(国民生活)」と「格式破壊」に打って出た。民生と経済を最優先とするものの、その遂行の方法は「フリースタイル」。取材陣と問答を交わすかと思えば、市民と交流する日常を見せ、「疎通(コミュニケーション)」大統領の側面を前面に押し出した。

大統領室によると、ユン大統領は就任後初めての日曜日だった15日、ソウル・龍山(ヨンサン)にある大統領室庁舎に出勤し、懸案点検と国会施政演説を準備した。尹大統領は休日だった前日には、妻キム・ゴニ(金建希)氏と江南(カンナム)の新世界(シンセゲ)百貨店で靴を買った。鍾路(チョンノ)区の広場市場でトッポッキとスンデなどをテイクアウトした後、南山の韓屋(ハノク)村を散歩した。ユン大統領の「土曜外出」は主要参謀たちも知らないうちに進められ、最小限の警護スタッフだけが同行した。

ユン氏の、歴代大統領とは違うマスコミに対する動きも目を引いた。

ユン大統領は11、12両日、大統領室庁舎に出勤し、庁舎ロビーで記者と即席問答に応じた。大統領府内の官邸で執務室を行き来していた歴代大統領たちは、春秋(チュンチュ)館(大統領府記者室)の取材陣と会うことがほとんどなかったという点で破格の行動だ。

ユン大統領は就任後初めの週、首席秘書官会議と臨時閣議を開催し、経済と民生を強調すると同時に、業務革新を促した。初めての現場での行動としてマクロ金融点検会議を選んだのも経済に重点を置いているからだ。ユン大統領は11日、首席秘書官会議を開き、「韓国国民は生苦に苦しんでいる」としたうえ「各種指標を綿密に検討し、物価上昇の原因と原因による抑制対策を引き続き考えなければならない」と述べた。

©MONEYTODAY

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