
犬の散歩中に女から「口輪をつけろ」「汚らしい」などと罵声を浴びせられた飼い主が2日に放送された韓国JTBCの報道番組「事件班長」で被害を訴えた。
飼い主は4月16日、仁川市富平区(インチョンシ・プピョング)で愛犬のドーベルマンとゴールデンレトリバーを連れて散歩していた。歩道で休んでいると女が近づき、「今、違法なんですよ。口輪をつけなければいけないんですよ」と大声で詰め寄ってきた。
飼い主が「私たちは何もしていません。ただ座っていただけです」と答えると、女は「あなたは殺人予備者だ」と言い放った。「うちの犬たちは口輪の装着を義務付けられていない」と説明しても、「法律で決まっている。検索してみなさい」と聞く耳を持たなかった。
おまけに「私が通ったときにかまれたらどうするの? リードを短くしていなかったでしょ」とリードの使用方法にも難癖をつけた。揚げ句の果てに「その汚いオス犬どもにパンツでも履かせろ!性的嫌がらせを受けている気分だよ。犬なんか飼ってる人間は汚らしい」と暴言を浴びせ続けた。
騒ぎを目撃した市民の通報で出動した警察が名誉毀損などで告訴できると飼い主に説明すると、女は態度を変えて「謝るから許して」と言いながら追いかけてきたという。結局、飼い主はこの女を名誉毀損と脅迫の罪で告訴した。
なお、韓国で法的に口輪の着用が義務づけられている犬種は、土佐犬やアメリカン・ピット・ブル・テリアなど5種。ドーベルマンやゴールデンレトリバーは含まれていない。
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