「パリ五輪は韓国人を毎日怒らせる」――。中国のオンラインポータルサイト「百度(バイドゥ)」で7月29日午前、検索順位の1位に上がったキーワードだ。パリ五輪で韓国の国旗と国名、選手の名前が誤って表記されるなどパリ五輪で相次ぐ韓国関連のミスが意外にも中国で大いに関心を集めている。
スポーツ強国である中国では五輪への関心が高く、同29日午後には百度検索順位の15コンテンツのうち、五輪関連が10を占めた。ところがそのうちの三つが韓国関連のコンテンツ。「太極旗が間違って掲げられた」「韓国人は国旗が間違って掲げられた理由を突き止めた」「パリ五輪が韓国人を怒らせる」の3本だ。
中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」では、同日の検索順位上位10コンテンツのうち7つは五輪関連コンテンツで1~3位を韓国関連が占めた。1位の再生数は3億1000万件を突破。もはや自国のメダルより「韓国が冷遇される」ことへの関心のほうが高いようだ。
実際、パリ五輪を巡っては韓国への「意地悪」が絶えない。開幕式の参加国の説明では、韓国の英語の国家表記を北朝鮮と取り違え、公式SNSのアカウントにはメダリストの名前を誤って掲載。メダルのカウントでは太極旗の代わりに南アフリカ共和国の国旗を掲げられた。
ちなみに微博で検索順位1位だった「韓国人が国旗が誤って掲揚された理由を突き止めた」というコンテンツは「韓国のある放送局が2018年の平昌冬季五輪の開幕式放送で、フランス国旗をロシア国旗と誤った」という内容。つまり韓国が先にフランスを怒らせ、復讐されているということだ。このコンテンツには数千個のコメントと数万個の「いいね」がついた。
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