
父親から遺伝したワキガ(腋臭症)に悩む娘が父親と距離を置くようになってしまったという切ないエピソードが相談が韓国で話題になっている。女性は「夫から娘に遺伝し、それが原因で父娘の仲が冷え込んでいる」と苦悩を語った。
女性によると、長女は成人しており、次女は高校3年生。夫が腋臭症だったことは、結婚後、腕を上げて寝ている時に手術痕を見つけて知った。それ以来、子どもたちに遺伝していないか気にしながら生活してきた。
長女に症状はなかったが、次女は幼稚園の頃から汗の匂いが気になりだし、小学6年生の時に手術を受けた。しかし、中学に進学してから再び匂いを自覚しはじめ、最近では服を買う際に「臭くて試着できない」と言うほどになった。
女性は「下着の匂いを嗅いだ時、天が崩れる思いだった。手術後の再発確率は2%と聞いていたのに、その2%に我が子が当たってしまった」と落胆した。
夫は「たいしたことではない」と冗談めかして励まそうとしたが、娘の心には届かなかった。女性は「昨日は泣きじゃくっていた。夫も平静を装っていたが、横で鼻水を垂らしながら涙をこらえていた。本当に切なかった」と話す。
娘は「手術するとトイレに行けず、髪も洗えないし、傷が残るかもしれない。手術なんてしたくない」と強く拒否。女性は「今年の夏休みに再手術を検討しているが、娘は父と距離を置くようになった。時間が解決してくれるのだろうか」と心配している。
ネット上では「治療法がある分、恵まれていると思う日がきっと来る」「時間が関係を癒やすだろう」「母親が間に立って支えてあげるのが大事」など励ましの声が寄せられている。
腋臭症は優性遺伝の一つで、親のどちらかに症状があれば50%、両親ともに症状がある場合は子どもの80%に遺伝するとされている。
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