「トヨタ・レクサス」ブランドを前面に掲げる日本のトヨタグループが、韓国市場で再び存在感を示している。2019年から本格化していた日本商品不買運動(ノージャパン)が事実上終息したムードもあり、韓国トヨタはブランドラインナップを強化して韓国市場攻略に積極的に乗り出している。
韓国輸入自動車協会によると、レクサスは今年上半期、韓国で前年比121.1%増の6950台を販売した。昨年2.40%にとどまった輸入車市場でのシェアは5.32%に上昇した。
今年のレクサス販売台数は、日本商品不買運動が本格化する以前の2017年(1万2603台)と2018年(1万3340台)を上回るとの観測がある。
特にレクサスの「ES」は今年だけで4465台が売れて輸入車ベストセラーモデル5位となり、レクサス全体の販売増加をけん引した。
大衆ブランドであるトヨタの躍進も目立ち、販売台数も前年比38.9%増の3978台を記録した。市場シェアは3.04%で、レクサスと合わせると韓国トヨタは8.36%まで上がった。
不景気の中、トヨタグループの車両の経済性が再び注目されているという声もある。
昨年、世界で唯一1000万台以上を販売したトヨタグループは、世界で最も高いレベルのハイブリッド技術を保有しており、燃費は最高水準だ。
業界のある関係者は「日本車のデザインはやや退屈だという評価はあるが、性能を疑う声はほとんどない。経済性を重視する日本のハイブリッド車は魅力的な選択肢だ」と述べている。
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