2025 年 9月 26日 (金)
ホームエンターテインメント「ドラマのセリフが中国を侮辱している」…韓国女優が標的、中国で起きた広告削除・不買運動

「ドラマのセリフが中国を侮辱している」…韓国女優が標的、中国で起きた広告削除・不買運動

女優チョン・ジヒョン(左)と俳優カン・ドンウォン(c)news1

ディズニープラスのオリジナルドラマ「北極星」でのせりふがきっかけとなり、主演の韓国女優チョン・ジヒョンが中国のネット上で批判にさらされている。ドラマの中の「中国はなぜ戦争を好むのか」という発言や、舞台設定、悪役の多くが中国語を話す点などが「中国を侮辱している」と受け止められ、中国のネットユーザーは不買や広告削除を要求している。

9月21日付の香港成報や鳳凰網によれば、問題の場面ではチョン・ジヒョン演じる主人公が「中国はなぜ戦争を好むのか」と発言する。さらに「2025年中国・大連」と設定されたシーンが粗末なバラック街で撮影されたこと、悪役が中国語を多用することが反発を呼んだ。

この影響で、中国の代表的なレビューサイト「豆瓣」での評価は4.2点まで急落した。視聴者の多くは非公式ルートで視聴したとみられるが、ネット上ではチョン・ジヒョンが出演する広告の契約解除を求める書き込みが相次ぎ、「中国を侮辱する芸能人は中国市場で容認できない」との声が高まった。

9月20~21日には「ラ・メール、チョン・ジヒョン関連コンテンツ削除」「チョン・ジヒョン広告削除」「北極星で物議を醸したチョン・ジヒョンのせりふへの対応」といった関連トピックが中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボー)」の検索ランキングを占拠した。

実際にラ・メールやルイ・ヴィトンの公式アカウントでは、チョン・ジヒョン関連の投稿が削除された。彼女が広告モデルを務めるピアジェも同様に関連コンテンツを消去した。

(c)news1

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