中国で流行しているスイーツ「毛巾卷(タオルケーキ)」が韓国でも注目を集め、流通業界が次なるヒット商品として競争に乗り出している。
このスイーツは薄いクレープ生地にクリームを巻き込み、タオルのような形状に仕上げたもので、海外での人気を背景に韓国でも需要が急増している。
CU(BGFリテール)は、2日にアプリ「ポケットCU」でタオルケーキの予約販売を開始した。「405生クリームタオルケーキ」と「405チョコタオルケーキ」の2種類を提供し、わずか4日間で計4500個が完売した。GS25(GSリテール)も6日からアプリ「ウリトンネGS」でクラシックとチョコの2種を予約販売し、1日で4000個が売り切れるという記録を打ち立てた。
CUとGS25は、予約販売の成功を受け、オフライン店舗での販売に向けて製造体制を強化する。セブンイレブンも「タオルマシュマロケーキ」を今月中に発売予定で、予約販売を検討しているという。
一方、百貨店業界もタオルケーキを新たな流行商品として取り上げ、販売に力を入れている。
ロッテ百貨店は昨年末、ソウル・蚕室(チャムシル)のロッテワールドモールで「クリームラベル」のポップアップストアを展開した。また、現代百貨店はソウルの「ザ・現代ソウル」で有名ベーカリー「ブレッドペペ」のポップアップストアを今月3日から9日まで開催し、タオルケーキを販売した。初週末にはオープンランが発生するほどの人気を見せた。
百貨店の関係者は「インスタ映えする海外スイーツの需要が高まる中、タオルケーキもその流れに乗っている」と分析している。流通業界は製品ラインの拡充や新商品の投入を通じ、さらなる需要拡大を狙っている。
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