2025 年 10月 11日 (土)
ホーム社会「テーザー銃」と「三段警棒」で後輩を脅迫の兵士…韓国「20代で判断が未熟→宣告猶予」はまっとうか

「テーザー銃」と「三段警棒」で後輩を脅迫の兵士…韓国「20代で判断が未熟→宣告猶予」はまっとうか

(c)news1

韓国の仁川(インチョン)地裁富川(プチョン)支部はこのほど、職務執行中の軍人に対する特殊暴行の罪で起訴された21歳の被告の男に宣告猶予の判決を下した。宣告猶予は比較的軽い犯罪に適用される制度で、一定期間(今回は2年間)を無事に過ごせば刑罰が科されない。

被告は2024年6~7月、江原道麟蹄(インジェ)郡麒麟面(キリンミョン)で憲兵として勤務中、後輩の兵士2人に繰り返し暴行を加え、脅迫したとして起訴された。

6月には生活館で、自分が入室したにも関わらずテレビを見続けていたという理由で尻を蹴るなど3回殴打した。

7月には勤務中の後輩に軍で支給されたテーザー銃を向けたり、銃口で顔や脇腹を突いたりするなど12回にわたって暴行。また、アルミ製の三段警棒で別の後輩の腕や脇腹を突くなどの行為もあった。

地裁支部は「被告は地位を利用して後輩兵を暴行・脅迫した。特に警護のため支給されたものを犯行に用いた点で非難の余地が大きい」と指摘。一方で「犯行当時20歳で判断力が未熟だったこと、罪を認め反省していることなどを総合的に考慮した」と述べた。

この判断については「軍規律を著しく乱した重大犯罪なのに寛大過ぎる」との批判も出ている。

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