
注文したデザートの味が不満だという理由で店長を刃物で脅したとして、韓国に長期滞在していた60代の米国人の男に罰金200万ウォン(約21万円)が言い渡された。
韓国の通信社news1によると、釜山(プサン)近郊の昌原(チャンウォン)地裁は16日、特殊脅迫の罪で起訴された被告に罰金刑を宣告した。
事件は2024年5月、慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キメシ)のベーカリーで発生。被告は注文したティラミスの味が気に入らないとして、30代の男性店長に「米国で食べたものとは違う。これがティラミスなら自分の指を切り落とす」と言って刃物を取り出し、脅迫したとされる。
検察は当初、略式命令を出したが、被告が不服を申し立てたため正式裁判に移行していた。
裁判所は「略式命令前後で事情の変更はなく、科された罰金が重すぎるとは言えない」として改めて有罪を認定した。
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