韓国のタトゥー彫り師たちが、非医療従事者のタトゥーを合法化する刺青師法の迅速な制定を求めて街頭に出た。社団法人「大韓刺青師中央会」と関係する団体は3日午後、国会近くで集会を開き、「国会で止まったままの刺青師法を制定せよ」と求めた。
現行の医療法によると、非医療従事者によるタトゥー施術行為は「無免許医療行為」として刑事罰の対象となる。しかし多くの場合で、医師より非医療従事者がタトゥーの施術をしている。
参加者らは「韓国のタトゥー彫り師の芸術性は世界的に認められてい。だが、国は非医療従事者であるタトゥー彫り師を“違法な医療行為者”として世界で唯一、処罰している」と指摘した。
また、参加者らによると、眉毛タトゥーやファッションタトゥーなどで、1000万人を超える国民がタトゥースタジオを訪れている。だが、これを管理・監督するシステムや規定がなく、スタジオの環境、使用する材料、施術者の資格有無を検証できないのが実情という。参加者らは「国民の健康と安全のためにも、1日も早い法整備を」と訴えていた。
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