2025 年 10月 28日 (火)
ホーム経済ゲーム「ザルファ世代をつかめ!」…韓国コンビニ各社、ゲーム・YouTuberコラボ競争が過熱

「ザルファ世代をつかめ!」…韓国コンビニ各社、ゲーム・YouTuberコラボ競争が過熱

CU×『Brawl Stars』コラボ商品=CU(c)news1

韓国のコンビニ業界が、主要消費層であるザルファ(Z+α)世代を狙い撃ちにしたコラボレーション競争を繰り広げている。ゲーム、YouTuber、人気飲食ブランドなど若年層が熱狂する知的財産(IP)と手を組み、限定商品と体験型マーケティングで市場を席巻中だ。

BGFリテールが運営するCUは10月15日、モバイルバトルロイヤルゲーム『Brawl Stars』とのコラボ商品を発売。リリース直後からCU公式アプリ「ポケットCU」で検索ランキングTOP10入りを果たした。

商品は人気キャラクターの個性を味と商品名で再現した全10種。例として、日本の寿司職人をモチーフにしたキャラクター「ケンジ」をテーマにした「ケンジの明太インパクトおにぎり」は、ツナと明太子を使用し「和のテイスト」を演出している。

また、全110種の「ステッカーカード」がランダムで同封され、アプリ上で「オンライン図鑑」として収集できる。CUは「ブロウラー収集チャレンジ」や「学校対抗戦」などのイベントを実施し、10月30日までエバーランド店・オリンピック広場店でポップアップストアも展開している。

GSリテールが運営するGS25は、登録者235万人のYouTuber「ジャムトゥルTV」とKコンテンツ企業「Pepper&Salt」と組み、8月に発売した『PIXELY』キャラクター菓子シリーズが累計350万個を突破した。

全40種のランダムステッカー付き菓子が大人気で、一時はパンの販売量が生産量を上回り製造が一時停止するほど。発売から2カ月たった今も、GS25アプリ「ご近所GS」で上位にランクインしている。同社は10月10日、10代に人気の“ラーメン×スパゲッティ”を融合した『PIXELYオットゥギラパゲッティ』も発売し、好調を維持している。

セブンイレブンは、YouTubeで“激辛の聖地”として知られる人気飲食ブランド「オンジョンドンカツ」と提携し、14日から「死ぬほど辛い」をテーマにした簡便食品6種を発売した。

辛さレベルは「地獄味」「涙味」「ヤンニョム味」の3段階で、パッケージには警告マーク付きデザインを採用。28日には「ディジゲ・スパイシーチャレンジ」イベントを開催し、最速完食者には純金スプーン1ドン(約3.75g)を贈呈。SNS上でも、31日までチャレンジ動画投稿イベントが展開される。

(c)news1

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