ソウルで先月、サムゲタン(参鶏湯)1人前の価格が昨年より2.6%上昇し、1万6855ウォンとなったことが韓国消費者院の調査でわかった。さらに▽黒ヤギ▽韓牛▽ウナギ――など、ほかのスタミナ食の価格も軒並み値上がりした。
そのため、消費者は相対的に安い家庭用レトルト食品を選択している。
韓国での報道によると、初伏(今年は7月15日)中に大手スーパー「ホームプラス」では、昨年と比べて500g以下のレトルトサムゲタンの売り上げが284%増加した。ロッテマートは40%、イーマートは7%増だった
食品事業などを展開する中堅財閥「ハリム」の関係者は「外食物価が高くなり、消費心理が萎縮している。これにより、比較的安く、家でも手軽に作って食べられるレトルト保養食の需要増につながった」とみている。さらに「常温製品の他にも冷凍やミールキットなどレトルト保養食が多様化したことも消費者の選択に影響を及ぼした」とも指摘している。
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