2025 年 7月 25日 (金)
ホーム社会「コケコッコー!」ソウル高級住宅街に響くニワトリの鳴き声…住民悲鳴

「コケコッコー!」ソウル高級住宅街に響くニワトリの鳴き声…住民悲鳴

JTBC「事件班長」(c)MONEYTODAY

ソウル・江南(カンナム)の閑静な住宅街で、ある家庭がニワトリやキジを飼育していることによる騒音被害に周辺住民が苦しんでいる。

JTBC「事件班長」が18日に報じたところによると、通報者である会社員の男性は、2023年から飼育による被害を受けていると訴えた。

男性の説明によれば、「春から夏にかけては毎朝午前4時半ごろから正午まで、ニワトリの鳴き声が断続的に続く」という。

問題となっている家庭は一軒家の庭に鶏舎を設け、ニワトリとキジを飼っているとされる。あまりの騒音に耐えかねた男性が警察に通報したところ、飼い主の男性は「自分の家で育てているのに何が問題なのか」「朝早く起こしてあげて何が悪いのか」と逆に開き直るような態度を取ったという。

飼い主はさらに「母親が家でニワトリを育てるのを楽しみにしている」と話し、警察にその正当性を主張した。

この事案について、住民の男性は区役所にも苦情を申し立てたが、「対応できる法的手段がない」として却下されたという。警察からも「ニワトリの鳴き声は騒音規制の対象外であり、対応が難しい」との回答しか得られなかった。

男性は「昨年はニワトリの鳴き声が聞こえなかったので安心していたが、今年5月ごろから再び聞こえるようになった」と話す。そして「毎年春にヒヨコを育てて、伏日(ポンナル=夏の三伏)などに食用として食肉解体しているのではないか」とも推測する。

さらに、大学進学を控えた高校3年生の娘が、毎朝の騒音によって深刻なストレスを感じており、学業にも悪影響を及ぼしていると訴えた。

現行法では住宅地での家禽飼育や動物の鳴き声に対する明確な規制が存在せず、住民同士のトラブルが社会的な問題として浮上している。

(c)MONEYTODAY

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