米ビューティー「エスティローダー(Estee Lauder)カンパニー」が「ドクタージャルト(Dr.jart+)」運営会社「ハブアンドビー(HAVE & BE)」から825億ウォンの投資金を有償減資方式で回収した。
有償減資は、会社が株式を有償で償却して資本金を減らす手続き。通常、大株主が投資金を回収する際によく使われる方法だ。ハブアンドビーの連結監査報告書によると、同社は最近、2230株に対する有償減資を実施した。
ハブアンドビーは2005年、イ・ジンウク代表が設立したビューティー会社だ。第3世代K-ビューティーブランドの代表格としてダーマコスメブランド「ドクタージャルト」を筆頭に韓国ビューティー業界で目立つ活躍をした。
特に「エスティローダー」が「オリーブヤング(OLIVE YOUNG)」に入店して成果を出すなど注目を集めると、2015年12月に一部持分投資を断行し、2019年末には残る「3分の2」の株式を買収した。
ただ、2019年の新型コロナウイルス感染の長期化などの悪材料に見舞われ、ハブアンドビーも韓国内外の不安定要素を避けられなかった。マスク着用指針で化粧品の需要が大幅に減ったためだ。現在はエンデミック転換でビューティー需要が蘇っているが、新型コロナ以前に戻るには多少時間がかかるだろうというのが業界の見解だ。
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