2025 年 4月 15日 (火)
ホーム経済流通「ギャラクシーS25販売好調」韓国サムスン電子、1~3月期営業利益6兆ウォン突破

「ギャラクシーS25販売好調」韓国サムスン電子、1~3月期営業利益6兆ウォン突破

(c)news1

韓国サムスン電子が2025年1~3月期に市場予想(コンセンサス)を上回る営業利益6兆6000億ウォンを記録した。主力スマートフォン「ギャラクシーS25」シリーズの販売好調が業績を牽引したとみられる。

金融監督院の電子公示システムによると、サムスン電子は今年1~3月期に売上高79兆ウォン、営業利益6兆6000億ウォンという暫定実績を公表した。売り上げは前年同期比で9.84%増加した一方、営業利益は0.15%減少した。

今回の営業利益は、証券会社が予想していたコンセンサス(5兆1428億ウォン)を1兆4572億ウォンも上回る“アーニングサプライズ”となった。証券業界では、この要因をMX(モバイル体験)部門が担当した「ギャラクシーS25」シリーズの販売増に求めている。

暫定実績では部門別の内訳は公表されていないものの、証券業界ではMX部門の売り上げが4兆4000億~4兆5000億ウォンに達したと推定している。

メリッツ証券のキム・ソヌ研究員は「ギャラクシーS25は1~3月期に1350万台近く出荷されたと見られる」と分析した。

同証券は販売好調の背景として▽高価格帯アンドロイド機種への初期販売集中▽AI機能を強調したS25のマーケティング戦略▽米国による関税回避のための先行出荷ニーズ――などを挙げた。

ただ、キム研究員は「ギャラクシーS25の販売は4~6月期には800万台以下に減少する見込み。今後発表が予想されるスリムモデル“ギャラクシーS25エッジ”の販売拡大が、全社的な業績回復において重要なカギを握る」と指摘した。

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