2025 年 3月 13日 (木)
ホーム社会「キャリア20年の私」と「何もしない社長の娘」が同じ給料!…韓国・小規模企業で不公平待遇が物議

「キャリア20年の私」と「何もしない社長の娘」が同じ給料!…韓国・小規模企業で不公平待遇が物議

(c)news1

韓国の小規模企業で、20年のキャリアを持つ女性社員が、社長の娘と同じ給料で働かされる不公平な待遇に耐えかねて退職したエピソードが注目を集めている。

JTBCの報道によると、40代の女性はデザイナーとして入社したが、経理や梱包、社員の食事準備まで担当していた。ある日、社長の22歳の娘が新入社員として入社。しかしデザインの知識がなく、働く意欲も見られなかった。女性は丁寧に指導したが、仕事を覚えられず、女性の負担が増すばかりだった。

年俸交渉の際、社長は「経営が苦しい」と昇給を拒否。しかし、偶然目にした娘の給与明細で、自身と同額であることを知り衝撃を受けた。抗議すると「娘だから当然」と開き直られた。その後、社長の義理の息子も未経験のまま入社し、無断欠勤を繰り返すなど、状況はさらに悪化した。

社内の大半が社長の親族や知人であると知った女性は退職を決意。社長は「娘が仕事をできるようにしてから辞めろ」と要求したが、女性は指導を続けた末、退職した。しかし翌日、社長から「今すぐ戻って指導しろ」と怒鳴り声の電話がかかってきたという。

弁護士によると、退職後の業務引き継ぎに法的義務はない。今回のケースは家族経営企業の不公平な待遇の問題として議論を呼んでいる。

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