韓国の自営業者オンラインコミュニティ「痛いから社長だ」に14日、小売価格が急騰したキャベツ価格に驚いたという訴えがあふれた。
忠清北道提川で食堂を運営するA氏は「急いでキャベツを買ったが、値段が高すぎる」とし、キャベツ1袋を2万8000ウォン(1ウォン=約0.11円)で購入したと明らかにした。
A氏は「高いわりに状態は良くない。基本の食材として使わないわけにはいかない」とし、「8日には9000ウォンだったが、12日には2万ウォンになった。本当に非常事態だ」と書いた。
キャベツが足りなくなり、また買いに来たという。「水を多く含んだキャベツだったので、ばらで買ったら(1個に)1万ウォンだった」とし、値段が書かれた領収書を公開した。
A氏は15日には「今日は(キャベツ1袋で)3万ウォンだった。インターネットで早く最低価格を調べなければならない」とした。
軽食店を経営するB氏は同日、「キャベツの価格がおかしい。食材マートで1個8500ウォンで買った。一昨日行った時は7200ウォンだったが、さらに上がった。袋に3つ入ったものは2万5000ウォンで、表の葉をのぞくとだいぶ小ぶりのものばかり。これで商売をするのか」と鬱憤をぶちまけた。
これに対し、ある自営業者は「中国産も大丈夫だと聞いたが、高すぎて中国産を使わなければならないようだ」と話した。
キャベツ価格が暴騰した理由は、産地である注山池(韓国・青松郡の景勝地)の天候不良による作柄不振だった。農業観測センターは4~5月のキャベツ出荷量は、各々前年より23.7%、8.4%減少するとし、キャベツ小売価格の高騰も続くとみられる。
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