2025 年 12月 25日 (木)
ホーム社会「キムチ作り、手伝います」男性72.8%・女性51.2%…韓国「結婚後、キムチは買って食べる」が多数派に

「キムチ作り、手伝います」男性72.8%・女性51.2%…韓国「結婚後、キムチは買って食べる」が多数派に

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将来の義理の両親から「キムチ漬け(キムジャン)を手伝ってほしい」と頼まれたらどうするか――。韓国の結婚情報会社「カヨン」が実施した調査によると、男性の72.8%、女性の51.2%が『手伝う』と回答した。

この調査は、25歳〜39歳の未婚男女500人を対象に2025年に実施された「結婚意識調査」の一環。「妻の実家または夫の実家に行ってキムジャンを手伝うか」という質問に対して、「手伝う」と答えたのは全体の62%だった。

一方で「手伝わず、キムチももらわない」(14.4%)、「手作りをやめ、市販品の購入を提案する」(12.2%)といった否定的な回答も少なくない。そのほか「訪問はするが、キムチだけもらう」(6.4%)、「手伝わずにキムチだけもらう」(5%)という回答もあった。

「手伝う」と答えた割合は男性の方が女性より21.6ポイント高い。また「手伝わず、キムチももらわない」と答えたのは男性8%、女性は20.8%と、女性側により慎重な傾向が見られた。

これについてカヨンは「キムジャンは事前の準備から当日の作業まで手間が多く、女性が感じる心理的・身体的負担が大きいためだ」と分析している。

現在、キムチをどう入手しているかという問いには「自分で作って食べている」(35.6%)が最多。これに「家族や親戚、知人からもらっている」(32.2%)、「市販品を購入している」(25.8%)、「常備していない」(5.4%)と続いた。

しかし「結婚後はどうするか」という質問では、「市販のキムチを買う」(47.6%)が最多で、「自分で漬ける」はわずか16.8%にとどまった。未婚時とは異なり、結婚後はより実用的な選択がされる傾向が強いことが分かった。

カヨンのチーフカップルマネージャーであるチョン・ウンジュ氏は「未婚時に親からもらうキムチと、結婚後に義理の親からもらうキムチとではその意味合いがまったく異なる」と指摘。そのうえで「仕事と家庭の両立には、家事労働に対する社会的認識の見直しと、相互理解の努力が求められる」と述べた。

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