韓国科学技術情報通信省郵政事業本部はこのほど、郵便物配達を装ったボイスフィッシング(フィッシング詐欺のうち、電話などの音声案内を通じて詐欺被害者を誘導しようとする手口)被害が発生しているので注意が必要だと明らかにした。
最近、被害が発生しているのは、カード郵便物の配送先確認を名目に郵便配達員を装ったボイスフィッシング。
クレジットカードは、カード発行会社の業務委託を受け、専門の配送業者を配達する。カード会社によって配送業者が異なることもある。地方では郵便局から送られるケースがほとんど。
郵便配達員を装って「カードを配達すればよいか」などと個人情報を聞き出したり、悪意のあるアプリをインストールさせたりして、アカウントを乗っ取り、金銭を奪い取る手口。
郵政事業本部は「集配員は郵便物の表面に記載された住所に配達するので、受取人の住所が不明確な場合を除いては受取人に別途に配送先を問い合わせることはない。郵便局は郵便物配達と個人情報流出に関連して『遠隔制御アプリ』インストールも絶対に要求しない」と強調した。
郵政事業本部は「金融詐欺の留意事項を事前に熟知し、疑われる場合には警察に直ちに通報してほしい」と呼びかけた。
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