韓国の格安航空会社(LCC)ジンエアーが10月から、機内でのカップラーメンの販売を中止した。大手航空会社アシアナ航空は温かい飲み物の提供を停止する。ただし多くのLCCはカップラーメンの販売を維持する方針だ。
ジンエアーは10月から全路線で「辛ラーメン」などのカップラーメンサービスを中止し、代替の軽食を導入する。これは、韓国国土交通省が乱気流に対する安全対策を強化するよう推奨したことに基づく措置だ。
同様に大韓航空は8月15日からエコノミークラスで提供していたカップラーメンを中止している。
一方、アシアナ航空は9月30日から、日本や中国を含む飛行時間が2時間半以内の国際線エコノミークラスで温かい飲み物の提供を中止した。これにより国内線に続き国際線でも冷たい飲み物のみが提供されることとなった。
これらの変化は、気候変動によって航空機が遭遇する乱気流が増加していることに起因している。今年第1四半期には韓国籍航空会社が遭遇した乱気流は前年同期比79.8%増加し、6246件に達した。
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