韓国の電子マンガ・プラットホーム「ネイバー・ウェブトゥーン(NAVER WEBTOON)」が、連載前の作品をあらかじめフィードバックして完成度を高めるため、読者による「ファーストリーダーズグループ」(FRG)を募集した。
ネイバーウェブトゥーンは先月29日、「ネイバーウェブトゥーンFRG」の志願者募集を締め切り、合格者を選んでいる。FRGは50人の読者からなり、9月中旬から発売を控えた未公開新作を事前に鑑賞してもらい、作品についての意見を自由に提示する役割を果たす。
ネイバーウェブトゥーンでも、作家に加え、内容と方向性に苦慮している。まずは、実際の読者からのフィードバックを受けることで人気を集める可能性が高くなるとみている。ネイバーウェブトゥーンを利用する年齢層はさまざまで、FRG支援資格も15歳以上から可能とした。
FRG導入で作品発売前にフィルタリング段階がもう一つできるようになり、盗作問題も減るものと考えられる。ネイバーウェブトゥーンは今年5月、作品「魑魅魍魎(イメマンリャン)」が日本の漫画「チェンソーマン」に似ているとの指摘を受け、連載を中止したことがある。
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