2024 年 11月 26日 (火)
ホームエンターテインメント「イカゲーム」「覆面歌王」を支えたK-コンテンツ解決士

「イカゲーム」「覆面歌王」を支えたK-コンテンツ解決士

(写真=MBC「覆面歌王」放送キャプチャー)©STARNEWS

フランス・カンヌで今月8日、また、新たな韓流朗報が伝えられた。世界最大級の国際映像コンテンツ見本市「MIPTV」で、北米・欧州メディアの「専有物」と思われていた賞(国際フォーマットアワード2022)を、韓国人が受賞したからだ。

人気バラエティ番組「覆面歌王」のフォーマット(伝え方)で、世界53カ国の放送局を掌握したパク・ウォンウ氏=「diTurn」代表=の名前が呼ばれると、人気グローバルコンテンツの従事者たちが親指を立てた。

カンヌは3年前、グローバル映画界を揺るがしたポン・ジュノ監督の「パラサイト」を世に知らしめた場所でもある。

ステージに上がったパク氏はこう語った。

「韓国の創意性を世界に知らせるために努力している韓国コンテンツ振興院に感謝したい」

韓国の放送で数年間浮上せず漂流していたフォーマットIP(知的財産)が、メディア市場の華である米国に渡り、視聴率1位という快挙につながった。海外進出の架け橋としての役割を果たしたのが、韓国コンテンツ振興院なのだ。

韓国コンテンツ振興院 の日本語サイトキャプチャー©KOREA WAVE

この授賞報告を聞いた同振興院のチョ・ヒョンレ(趙炫來)院長は、既に「第二の覆面歌王」を発掘するための構想を描いていた。

韓流はグローバル主流の文化として定着した。それを断片的な流行にとどめず、韓国経済に新たな原動力とするには、放送、映画、音楽、ゲーム、漫画など、あらゆる文化コンテンツ産業に潜む宝石のような企業を発掘し、世界に広める必要がある。

「持続可能な韓流」のためには、さまざまなコンテンツ企業とその従事者が、資金や人材の心配なく、自由に挑戦できるような環境をつくる必要がある――チョ・ヒョンレ院長はこう強調する。そして今、「できたばかりのコンテンツスタートアップ企業が大企業と協業して、海外有数のバイヤーと名刺を交わすことができる」ようにするため、忙しく動き回る。

ソウル・清渓川(チョンゲチョン)にある「コンテンツ・コリア・ラボ」(CKL)の起業支援センターで、チョ・ヒョンレ院長に会い、K-コンテンツ振興のためのロードマップについて尋ねてみた。

(インタビューに続く)

©MONEYTODAY

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