2024 年 12月 22日 (日)
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「わが子を亡くしたよう」…焼香所を訪れた市民ら

1日、緑莎坪合同焼香所を訪れた市民ら©MONEYTODAY

ソウル・梨泰院(イテウォン)雑踏事故の現場に近い緑莎坪(ノクサピョン)駅前に事故犠牲者の合同焼香所が設置され、亡くなった若者らと同年代の子や孫を持つ市民らの姿が数多くみられた。

焼香所を訪れた女性(56)は娘とともにここを訪れた。娘は事故当時、梨泰院にいたという。「事故後、娘が帰ってきた時は嬉しかったんですが……。子供が戻ってこなかった母親たちのことを考えると、辛く、胸が痛くて……」。こう言葉少なに語った。

梨泰院の近くに住むキム・ギョンヒさん(52)は、娘が梨泰院によく立ち寄っていたという。「私の娘は当時、現場にいなかった。申し訳ない気持ちになり、2日間、家を出ることができなかった」。弔問終えると、涙を流した。

梨泰院に住む若者らも焼香所を訪れ、追悼の波に加わった。

焼香所の隣には梨泰院事故で心理不安を経験する人々のために心理支援相談所が開かれ、早朝から弔問に来た市民のためにある奉仕団が暖かいお茶を用意したりもした。

1日午前、緑莎坪合同焼香所で弔問を終えたユ・ジユン氏と婚約者のシェイン氏がお互いを抱き合って涙を流している©MONEYTODAY

梨泰院で長期間働いてきたというユ・ジユンさん(30)は弔問後、婚約者を抱きしめてしばらく涙を流した。ユ・ジユンさんは「いつも通る道であんなことが起きたのが信じられない」と語ったうえ「互いに配慮する心を持つこと。それが最優先だと思う」との考えを述べた。

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