韓国のあるオンラインコミュニティに18日、「ノーショーで日曜日の商売が台無しになった」という投稿が掲載され、波紋を呼んでいる。「ノーショー」とは食堂などを予約したのに姿を現さない問題行動を指す。
投稿をもとに状況を再現してみると――。
韓国のある山のふもとにあるサムギョプサル店に18日午前9時50分ごろ、次のような予約電話が入った。
「山岳会だ。50人が今から下山するので料理を予約したい。すぐに食べて直ちに別の場所に移動する必要があるので、生サムギョプサルを準備してほしい」
これを受け、店側は生サムギョプサル110万ウォン分を手配して、急いでおかずを準備した。
ところが、客は現れなかった。客が残した番号に何度か電話をかけると、年配女性が出て、「息子は外に出た」と答えた。
不審に思った店側が再び電話をかけて「営業妨害として申告する」と警告すると、今度は最初に注文をした人物が折り返しで電話をかけてきて、「間もなく到着する。50人分用意してほしい」と再度要請した。
店側が「まず予約金20万ウォンを送ってほしい」と要求して口座番号を伝えると、先方は電話を切り、その後、音信が途絶えた。店側は「大きな損害が出た」とショックを隠せない様子だった。
一連の書き込みに対し、ネットユーザーからは「必ず申告しなさい」「予約金は必ず受け取らなければならない」「厳然たる営業妨害で、詐欺だ」「山岳会ではなく、いたずら電話のようだ」などの反応が示されていた。
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