
フロント、バルコニー、コンシェルジュルーム、ジム、バー。ソウルのルイ・ヴィトン ドサンが「ホテル」をテーマに大規模リニューアルし、訪れる人々に“ラグジュアリーな旅”の気分を味わわせている。
今回の演出は、ルイ・ヴィトンの象徴的な「モノグラム」誕生130周年を記念したもので、ニューヨーク、上海、そしてソウルの3都市で特別なポップアップイベントを開催。限定の『モノグラム・ヘリテージ』コレクションも同時に展示している。
ソウル市江南(カンナム)区の閑静な一角に位置する白亜の建物に一歩足を踏み入れると、ホテルマンの制服をまとったスタッフが迎えてくれる。内部には赤い高級絨毯が敷かれ、ロビーや客室、バーなどホテルを思わせる空間が広がる。
「旅の芸術(Art of Travel)」をブランドの精神に掲げるルイ・ヴィトンは、19世紀の鉄道・船旅の時代に「丈夫で機能的なトランク」のニーズに応える形で誕生した。その歴史的背景をもとに、今回のポップアップではモノグラムを象徴する▽キーポル(Keepall)▽スピーディ(Speedy)▽アルマ(Alma)▽ネヴァーフル(Neverfull)▽ノエ(Noé)――5つのアイコンバッグに焦点を当てたストーリーテリングが展開されている。
1階のロビースペースでは、旅の始まりと終わりを象徴するキーポルが来場者を迎える。隣接する「コンシェルジュルーム」では、イニシャル入れなどのパーソナライゼーションが体験でき、メゾンのクラフツマンシップを感じることができる。
ロビーの向かいには、「スピーディ P9」ラインのカラーバリエーションを一堂に展示した部屋が設けられ、まるで工房(アトリエ)のような空間にはバッグの部品や作業台が配置されている。「スピーディ P9は、完成までに180以上の工程を要し、約10時間の緻密な作業を経て作られる」とされ、すべて受注生産で顧客の要望に応じて製作・配送される。
2階へ上がると、アルマが展示されたバルコニーが現れる。パリの建築美にインスパイアされたこのバッグに合わせ、昼と夜で照明が切り替わり、まるでパリの街角にいるかのような雰囲気を演出。来場者はここで写真撮影も楽しめる。
同フロアにはネヴァーフルを主役とした「ジム」空間も。頑丈で収納力の高いバッグの特性を活かし、ボクシングのサンドバッグやトレーニング器具が置かれている。
最上階の「バー」では、シャンパンとともに、モノグラム・モチーフをあしらったスイーツやドリンクを提供。バニラのミルフィーユやモカラテ、ホワイトチョコレート・ドリンクなどが楽しめる。
この階に展示されたノエは、もともとシャンパンボトルを運ぶためにデザインされたバッグであり、今回のバーの世界観と完璧な調和を見せている。
1月1日に発売された限定の「モノグラム・ヘリテージ」コレクションは、ファレル・ウィリアムスの手掛けた手描き風のヴィンテージな質感が特徴で、従来のクラシックなモノグラムとは一線を画す仕上がりとなっている。
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