
韓国の幼稚園・保育園で働く教諭が14日、オンラインコミュニティで保護者からの行き過ぎた要求で心身ともに疲れ果てていると本音を漏らした。
教諭は「子どもたちと過ごす時間が幸せで、保護者の応援にも支えられている。だが、全ての期待には応えられない。教諭として、人間として自信を失いつつあり、自分の一日が自分のものではなくなっていくようだ」と打ち明けた。
特に問題として挙げたのは、有給休暇を取得することや、連絡帳アプリ「キッズノート」に絵文字を使わないことについて保護者から不満や指摘を受けることだ。「また有休?」といった声が耳に届くし、上司にクレームが入れば電話で保護者をなだめる役目を負わされることもある。
子どもがちょっとけがでもしようものなら「いつ、傷ができたのか」と執ように問い詰められる。ため息もつけず、日常的なストレスはたまる一方だという。
「すみません」「ご理解ください」「もっと努力します」――。「こう言うしかない現実がつらくてたまらない」と教諭は語り、「有休すら気兼ねなく取れない。常に不安を抱え、笑顔の裏で苦しんでいる」とつづった。
この投稿に対し、「先生のご苦労はよくわかります」「一人の子どもを見るのも大変なのに、それを何人も見るなんて尊敬します」「子育て経験のある親なら、どれだけ大変かは知っている」など励ましと共感のコメントが並んでいる。
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