韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が23日開かれた弾劾審判の第4回弁論中に目を閉じ、居眠りしているような姿がカメラに捉えられた。この行動がSNSを中心に議論を呼んでいる。
ユン大統領はこの日、ソウルの憲法裁判所での弾劾審判に出席した。午後1時58分、大審判廷に入廷し、証人として出席したキム・ヨンヒョン(金龍顕)前国防相に尋問した。尋問は約2時間30分にわたり、審理全体は約4時間44分続いた。
審理が始まって4時間が経過したころ、ユン大統領は目を閉じ、居眠りをしているかのような姿を見せた。この場面を目撃したネットユーザーらは「自分の弾劾審判で眠るとは前代未聞」「大統領の職務をどう行ってきたか想像がつく」と批判する声を上げた。一方で、長時間の審理に疲れた様子を理解する意見も一部で見られる。
この日の弁論では、ユン大統領が「非常戒厳は失敗したのではなく、予定より早く終わったものだ」と述べ、「これは野党への警告ではなく、主権者である国民に訴えた行動だ」と語った。この発言もまた波紋を広げている。
今後もユン大統領は弾劾審判の全ての弁論に出席すると見られている。次回の第5回弁論は2月5日に予定されている。
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