2023メタバースイノベーション大賞のカンファレンスがこのほど、ソウル市中区で開かれた。韓国メタバース産業協会長賞（優秀賞）を受賞したアメイズVR韓国法人のユン・ジュンシク代表が席上、「公演では座席によって提供される価値が異なるが、VR（仮想現実）コンサートは全てのファンが平等にアーティストを目の前で楽しめる」と述べた。
アメイズVRは最近、メガボックスで上映したガールズグループ「aespa（エスパ）」のVRコンサートを製作し、注目を集めた。
ユン代表はVRコンテンツの中で劇場上映コンサートを選んだ理由について「VRハードウェアの普及が遅れているからだ」と指摘。「そんな中、ファンに均一に良い画質でコンテンツを見せる方法は劇場を借りて皆が同じVRヘッドセットを使うようにすることだった」と説明した。
ユン代表はVRコンサートの製作期間を従来の4カ月から2カ月に減らすことができると明らかにした。アーティストが新曲を発売してカムバック活動を終え、コンサートを始める時期に間に合うことになり、VRコンサート市場の拡大が見込まれる。
製作期間短縮が可能になった理由として、ユン代表は「アーティストの映像とCGで作った背景を合わせることに時間がかかっていたが、AI（人工知能）で補正することで技術を高めることができた」と話した。
(c)MONEYTODAY
