来月からノービザでの日本旅行が可能になり、韓国で日本に向かう観光客が急増した。航空券、パッケージ商品などを販売する流通業界の動きも慌ただしさを増している。
日本政府が来月11日から1日入国者数の上限撤廃、訪日旅行客個人旅行とノービザ短期(最大90日)の滞在許可を開始すると発表し、関連の売り上げが増加している。
これを受け、日本に向かう旅行客も増加傾向を見せている。チェジュ航空によると、今月5日基準で40%に過ぎなかった仁川~東京路線の10月の予約率が23日には70%台へと30ポイント以上高くなった。同期間、仁川~札幌路線も50%後半から90%半ばへと予約率が上昇した。
国内主要eコマースでも日本旅行関連の売り上げが急増している。「TMON」によると、日本旅行の売り上げが27倍に増加。航空券発券件数は22倍に、旅行客数も26倍に増えた。海外旅行全体の伸び率が107%だったことを考慮すれば、相対的に増加傾向が目立つ。
同期間、「Gマーケット」では日本旅行関連ホテル商品の売り上げが11倍に増えた。日本のパッケージ旅行関連需要も23倍に増加した。海外現地ツアー全体の伸び率31%に比べれば、伸び率が大きい。「11番街」でも日本旅行パッケージ商品の売り上げも直前の2週間対比33%増加した。自由旅行への期待感とともに、パッケージ旅行の需要も増えているわけだ。
日本だけでなくタイ、台湾、香港など代表的な旅行先でも▽ビザなし入国禁止▽ワクチン接種証明書提出▽義務隔離――などの規制を徐々に廃止しており、海外旅行需要はさらに増える見通しだ。
eコマース業界関係者は「10月のゴールデンウィークを控えて近距離旅行先を中心に海外旅行に出ようとする人が増え続けている。来月11日から日本自由旅行が可能になり大阪、東京などに対する旅行需要が爆発的に増えている」と話した。
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