
韓国の70代男性が、隣人の女性から「あいさつがなっていない」としかられたエピソードが、10月15日に放送されたJTBCの番組「事件班長」で紹介された。
それによると、男性は朝の団地内を散歩中、同じ棟に住む若い母親から「こんにちは」とあいさつされた。顔見知りだが、普段から会話するような仲ではない人物だ。
男性が「はい」と短く返すと、女性は「『こんにちは』って聞こえなかったんですか? あいさつされたら『はい、こんにちは』と返すのがマナーでしょう」とお説教を始めた。
「そういう意味じゃなくて」と弁明しようとすると、女性は「“じゃなくて”って何よ? 信じられないわ」と言い捨てて立ち去った。少し先で別の住民と話しているのが見えたが、どうやら男性の陰口を言っている様子だった。
男性は「気が回らなかっただけなのに。娘ほどの若い女性のひどい言い草に傷ついた」と明かした。
番組のソン・スホ弁護士は「若い母親が年長者にあいさつするのは良いことだが、自分の思いと違うからといってとがめるのは違う」とコメント。心理学者のパク・サンヒ氏も「年配の方にそこまで詰め寄るのはやりすぎ」と述べた。
ネット上では「あいさつの形に正解なんてない」「むしろ若い母親の方が無礼」「お互いを思いやる余裕が必要だ」といった意見が相次いでいる。
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