
韓国で保護者が自作した試験問題を学校に持ち込み、担当教員に「これを出題して」と要求する非常識な事例が報告された。
教育権侵害の事例をSNS上で共有している投稿者によると、この事例は8月5日に公開されたケーススタディで明らかになった。
学校にやって来た保護者は「うちの子のために試験問題を作ってきた」と言って紙の資料を差し出した。教員は当初冗談だと思っていた。
だが、資料にはぎっしりの問題と模範解答まで添えてあり、保護者は「ぜひ今回の試験にこの問題を出してほしい。最近子どもがとても委縮している」と迫ったという。
教員がきっぱり拒否すると、保護者は「先生も人間でしょう?これくらい柔軟に対応してくれてもいいのでは」と食い下がった。
投稿者は「これは脅迫であり、教員の評価権への侵害だ」と非難。「教員の権威は地に落ちつつある。私たちの教室は、いったいどこまで揺らがねばならないのか」と憂慮した。
これを見たネットユーザーたちの間では「不正行為そのものではないか」「勤勉で粘り強い親が一番厄介」「試験問題を盗むのと何が違うのか」「作り話だと思いたい」など怒りとあきれる声が上がっている。
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