
抗がん治療を受ける9歳の子どものためサービスをつけて料理を届けた韓国の飲食店経営者のもとを、その子ども本人と母親が訪れ、直接礼を伝えたというエピソードが話題だ。
自営業者コミュニティ「社長はつらいよ」に9月4日、「胸が詰まる」というタイトルの書き込みが掲載された。投稿したのはソウル・陽川区(ヤンチョング)のサムギョプサル宅配専門店の経営者である。
それによると、ある日の注文の依頼事項に「抗がん治療中の9歳の息子が急に食べたがる時に頼んでいます。息子が『ここのカルビが一番』と言うので感謝を伝えたいです」と書かれていた。経営者は胸が熱くなり、同じメニューをもう一つサービスで包んで応援のメッセージも添えた。
すると3日後、子どもと母親が店を訪れ、栄養ドリンクの箱を差し出した。母親は「息子がぜひお礼を言いたいというので来ました。応援の言葉にとても感謝しています」と語った。
経営者は「子どもの腕には注射痕が残り、髪も抗がん剤で抜け落ちていた。小さな手で飲み物を渡してくれる姿に感動し、涙が止まらなかった」と記した。
投稿を見たネットユーザーらは「温かい話に涙が出る。店も繁盛し、子どもも元気になってほしい」と感動の声を寄せた。
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