2026 年 2月 14日 (土)
ホーム社会「ここが最高の対局場」将棋でつながるシニアの輪…ソウル・鍾路区の粋な新拠点

「ここが最高の対局場」将棋でつながるシニアの輪…ソウル・鍾路区の粋な新拠点

ソウル市鍾路区・楽園商店街1階に設けられた「タプコル高齢者文化遊び場」(c)news1

「区役所がこんなふうに配慮してくれるから、年寄りも外に出てこられて本当にいい。大満足だよ」

10日、ソウル市鍾路区の楽園商店街1階にある「タプコル高齢者文化遊び場」。午前中から将棋盤を囲んでいた60代の男性は、住まいの舎堂から足を運んだという。「ここは将棋を指すのに最高の場所だ」と笑顔を見せた。

鍾路区庁は、2025年7月31日にタプコル公園での将棋盤利用を禁止した。その代替として、約6カ月後の今年2月2日、楽園商店街にこの室内施設を開設した。約20坪の空間にテーブル17台と将棋盤が並び、最大34人が着席できる。浄水器や空気清浄機も備え、環境は整っている。

昼時の午後0時20分ごろには、室内はほぼ満席となった。スタッフによると、普段は午後1時から6時まで満席状態が続くという。対局を楽しむ人だけでなく、横で助言する“観戦組”も7~8人ほど集まり、勝負が決まるたびに大きな笑い声が響いた。

かつてタプコル公園北門周辺で問題視されたのは、飲酒を伴う将棋とそれに絡む口論だった。だがこの遊び場では飲酒が禁止され、酒気を帯びた利用者は見当たらない。

江東区千戸洞から来た87歳の男性は「公園では酒を飲んでケンカする人が多かったが、屋内で将棋を指せる今の方がずっといい」と話す。別の60代男性も「ここでは酒も売っていないし、飲む場所もない。以前は警察沙汰になる光景も珍しくなかった」と振り返った。

施設内では酒、たばこ、コーヒーが禁止されているが、それ以外の利用制限はほとんどない。鍾路区民やソウル市民に限らず、事前登録も不要で、誰でも利用できる。このため京畿道や仁川から訪れる高齢者も少なくない。

京畿道光明市から来た76歳の男性は「もう全国にうわさが広まっている。大邱や大田から来る人もいる」と語り、「タプコル公園は歴史ある場所だが、将棋を指す環境としてはここが一番だ」と評価した。

(c)news1

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